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Grand Seiko 1st, J14070のラグの歪みの修理

質問者:yoshitez 投稿日時:2025/06/16 11:51

写真1

写真2

写真3

所有のグランドセイコーファーストの10時位置のラグが微妙に内側した方向に曲がってしまいました。
18ミリのベルトを取り付けるのだいぶキツくなってしまい、0.2~5mmくらいもとに戻したいのですが、このような修理はお願いできるのでしょうか。
他店からは、ラグが折れる可能性があることを理由に断られてしまいました。

もし、万が一折れてしまった場合は、レーザー溶接でもと通りに復元が可能なのでしょうか?
ケースおよびラグの素材は14金張、14Kgf 80 micron になります。

よろしくお願いします。

Re: /質問者:tamtime

投稿日:2025/06/17(Tue) 09:48:16

yoshitez様、お問い合わせありがとうございます。

ラグの曲がりは直そうとすると簡単に折れてしまうものと思われます。
これまでにも実際に経験している実例です。
一度、曲がった部分は金属疲労が起こっています。また、古いお時計の場合、
経年の劣化などもあるものと考慮すると、その部分に力を掛けることはリスクを伴います。
ラグが折れてしまうとその断面はとても小さく、必要な溶接面積が確保出来ないので
残念ながら溶接での修復も困難となります。
仮に溶接修理が出来たとしても、現状よりも強度が足りなくなると思われ、
力のかかるこの部分は日々のご使用に耐えられなくなり、再び折れてしまうと思います。
ご使用に支障がなければ、このままご使用されることをお薦めいたします。

お役に立つことが出来ず、誠に申し訳ございません。
また、機会がございましたら宜しくお願い申し上げます。

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